エンジニア
新人技術者が企業の中核を担う存在となるうえで必要な幅広い基盤を身に着けられるように選び抜いたカリキュラムとなっておりますので、試験結果を踏まえての弱点の補強や知識の定着はもちろんのこと、新入社員の配属前の基礎教育にもご活用頂けます。
貴重な理系人材を効果的に教育し、戦略的に活かすため、ぜひお役立て下さい。

テキスト(1冊)、Webコンテンツ、添削問題(Webテスト1回)
※質問票・質問機能はついておりません。
※教材イメージ等は、実際の教材と異なる場合がございます。
| 科目 | 主な学習内容 |
|---|---|
| 1. 情報の基礎 組込みシステムは、マイコンを中心としてハードウェアとソフトウェアが協調して機能を実現する、高度で複雑なディジタルシステムです。 その実現のために組込み技術者には広範囲の知識が必要となりますが、特に「情報」に関する基礎知識はすべてのディジタル処理の基本であり、確実に理解して使いこなす必要があります。 本コースで情報の基礎をしっかり学習し、関連する用語などの知識を身につけて下さい。 |
■情報表現(1と0で何を表すか?) ・情報量(ビット、ワード) ・基数変換(2進/10進など) ・文字の表現(文字コード) ・ディジタル化(標本化、量子化、符号化など) ■論理演算(1と0を自由に操る。ワードとしての処理) ・論理和と論理積(特定のビットのON/OFF) ・排他的論理和(特定のビットの反転) ・フラグ(ゼロフラグ、キャリーフラグ) ・ビットシフト(論理シフトと算術シフト) ■数値演算(ディジタル演算特有の基礎知識) ・表現可能な数値範囲(整数型変数) ・負数表現(2の補数) ・小数表現(固定小数点、浮動小数点) ・演算精度(誤差の種類と対策) ■符号の応用(1と0による情報のさまざまな利用に関する用語) ・誤り検出(パリティ、チェックサム、CRCなど) ・誤り訂正(リードソロモン符号など) ・データ圧縮(ランレングス、ハフマン符号など) ・身近な符号(バーコード、QRコードなど) |
| 2. プロセッサ 情報処理ではソフトウェアが重要な役割を果たしますが、通常その中心であるプロセッサ(CPU)の存在を意識することはありません。 しかし、特に組込みシステムの開発では、プロセッサのしくみを理解し使いこなすことが重要です。プロセッサに関する知識は、本来の性能を発揮させたりさまざまな問題を解決するために必ず役立ちます。 本コースでプロセッサのしくみを学習するとともに、関連する用語などの知識も身につけて下さい。 |
■コンピュータの原理(ストアドプログラム方式の基本を理解) ・5大機能(入力/出力/記憶/演算/制御) ・アーキテクチャ(CISC/RISCなど) ・機械語(命令語の構成、アドレシングなど) ・割込み(内部/外部) ■高速化技術(代表的な高速化技術) ・キャッシュ(キャッシュのしくみ) ・パイプライン(パイプラインのしくみ) ・ハーバードアーキテクチャ(バスの分離) ・マルチプロセッサ(マルチコアなど) ■周辺回路(CPUを支える主な周辺回路) ・タイマ(インタバルタイマ) ・シリアル通信(UART、I2C、SPI) ・I/Oポート(GPIO、双方向制御) ・DMA(DMAの用途) ■周辺装置(パソコン等に接続される周辺装置) ・入力装置(タッチスクリーン、マウスなど) ・出力装置(ディスプレイ、プリンタなど) ・補助記憶装置(ハードディスク、DVDなど) ・主なインタフェース(USBなど) |
| 3. プログラミング ソフトウェア開発の中心はプログラム作成ですが、最近のプログラムは高度で複雑なため、その完成度の影響はシステム全体に及びます。 プログラムは目に見えないため、その開発には注意が必要です。プログラミングに関する知識は、システムの開発管理や信頼性の確保に役立ちます。 本コースでプログラミングや言語に関する要点を学習し、関連する用語などの知識も身につけて下さい。 |
■データ構造とアルゴリズム(データ構造と考え方) ・代表的データ構造(配列/リスト/木構造) ・スタックとキュー(FIFO/LIFOの基本操作) ・代表的アルゴリズム(ソート/探索/再帰など) ・流れ図(フローチャート) ■プログラミング(信頼性や移植性/保守性を考えたプログラミング) ・プログラム構造(サブルーチン、モジュールの独立性) ・ソースコードの品質(プログラミング作法/コーディング規約) ・Webプログラミング(クライアント/サーバシステム、クラウド) ・ソフトウェア工学(構造化など) ■主なプログラミング言語(各種言語に関する基礎知識) ・言語の種類(手続き型/オブジェクト指向/スクリプト言語) ・アセンブリ言語(擬似命令/アドレシング/レジスタ/スタック) ・C言語(組込み系の主流言語、構造化、関数型) ・Java(オブジェクト指向の代表言語、クラス、仮想マシン) ■その他の言語(新しい概念に基づく言語を理解する) ・マークアップ言語(HTML/XMLなど) ・ハードウェア記述言語(HDL) ・システム記述言語(SystemCなど) ・モデリング言語(UMLなど) |
■ 通信教育(Webテスト)
<PC>
<スマートフォン/タブレット>
推奨しておりません。
■ eラーニング
<PC>
※1 タブレット用のUI(キーボードを取り外したときのUI)でのご利用は推奨動作環境対象外です。キーボードを取り付けてご利用ください。
※2 Windows10 Enterprise版またはEducation版をご利用の場合、管理者側の設定によって、使用できるWindowsの機能に制限がかかります。そのため、そのWindows上の制限により当社製品が動作しない可能性がありますので、ご注意ください。
<スマートフォン/タブレット>
※2026年4月より開講。
※質問票・質問機能はついておりません。
※本講座は、(株)コガクとの提携講座です。
※教材構成、カリキュラム、受講料等は予告なく変更する場合がございます。